【デグーの病気】角膜炎になったときの経緯【発症から完治までを記録して思うこと】

デグーのこと
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エリ

元美容部員の転勤族妻
7年で5回の引越し=かなり消耗気味
夫婦2人暮らし

買ってよかったものや誰かの役に立てばいいな、ということをたまに書いています。

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こんにちは、エリです。

みなさんは【 デグー という動物を知っていますか?

この記事を見た方のほとんどは既に飼っている方が多いと思います。

デグーはだいたい8年ほど生きると言われていますが、

うちで飼っているデグー(こむぎ♂)は今年で6歳になります。

大きな病気やけがもなく過ごしてこれたこむぎですが5歳の頃に【 角膜炎 】にかかりました。

 

この記事では角膜炎にかかった経緯や完治するまでを紹介しています。

当時、ネットで検索してみても具体的な情報が少なくとても不安でした。
なので、この記事が少しでも飼い主さんの参考になればと思います。



症状

 

 

 

 

 

前の夜まで元気に遊んでいたのに、朝になって左目の様子がおかしいことに気づきました。

白い涙が出ていて、目が開けづらい状態。
ほぼ目が開いておらず、目の下が白い涙で濡れていました。

年をとってきてから目頭に目やにが出ることはありましたが、このような症状は初めてでした。

自分でも気になるのか、しきりに顔を洗う仕草をしていました。

ネットで調べると、どうやら『 結膜炎か角膜炎かも・・・ 』と症状から推測しました。



病院へ行く

 

 

 

 

⬆当時のこむぎ

 

3歳のとき、1回だけ病院に連れて行ったことがありました。
そのときは、ペレットを全然食べなくて体重が減少したことが気になったからです。

一応デグーを診察できるとのことで行った病院でしたが

こむぎは保定が嫌いなので、先生に詳しく診察をしてもらうことはできませんでした。

幸い、おやつの青パパイヤはむしゃむしゃ食べていたので様子をみることに。

発情期で一時的に食欲が落ちていただけだと後にわかりました・・・

このようにまともに診察を受けたことがないこむぎですが

今回はしっかり診察してもらう必要がありました。

病院探し

当時、夫の転勤先に引越してから1ヶ月ほどのときでした。

新しいところで土地勘も情報も少ない中、
エキゾチックアニマルを診てくれる病院を探すことは大変でした。

 

病院の条件としては

自宅から近いところでデグーを診察できる病院

デグーにとって移動はストレスがかかります。

ただでさえ転勤族の我が家は移動が多いので、なるべく負担を減らしてあげたいと思いました。

タクシーで向かう

車社会の地域だったので、病院までの交通手段が車しかありませんでした。

でも、引越してきたばかりのわたしにとっても、知らない道を運転していくことはストレス。

運転にも気を配りながら、こむぎのケージも気にしながらの運転はわたしには無理でした(笑)

幸いにも病院が自宅から3kmほどのところだったのでタクシーで10分くらいで着きまし

 

必ずTELでデグーを診察できるか確認しましょう

 

移動のときいつも使っているケージはこれです。

⬆使った後バラせるので省スペース

 

診察

( 診察内容 )

  1. スコープのようなもので左目を診察
  2. 目を消毒
  3. 目薬をさし、塗り薬を塗布
  4. 抗生物質を飲ませる

( 結果 )

【 角膜炎 】ということで、目に小さな引っかき傷があったそうです。

そこからバイ菌が入ってしまったようです。

先生に処置してもらう間、狭いケージの中で逃げまわるこむぎ・・・
いつも使っているもこもこタオルで押さえて、わたしと先生の二人がかりで処置してもらいました・・・

かわいそすぎて泣きそうになるわたし・・・。

抗生物質もそのとき飲ませてもらったのですが

抗生物質 + ブドウ糖

これらを混ぜたもので、こむぎは匂い or 味が嫌なのか断固拒否!

おやつに垂らしてあげてみましたが、抗生物質がついているところだけきれいに残してました・・・

苦笑いの先生・・・

自宅での薬の処方は

  • 目薬(1日に4回)
  • 抗生物質の入った液体(1日に1.5ml)
会計は¥8000でした。

高いのか安いのかわかりませんがどちらかというと高いのかな?

でもいままでなんの病気もしないで元気に過ごしてきてくれたことを考えると気になりませんでした。



戦いはここから

目薬

1日に4回の目薬ですが、正直・・・

できるのか?

あんなに暴れてたけど・・・

こむぎは保定されるのが嫌いなので、実際目薬をさすことはほぼできませんでした。

たまに自分から手に乗ることはあっても、掴まれることは大嫌いでした。

おやつを食べているときに、そ~っと近づいてさそうとしますが直前で気づかれていつも失敗・・・

小さい頃から手で保定されるのに慣れさせておけばよかったと思いました。

飲み薬(抗生物質)

シリンジで1日に飲ませる量をはかり、口元まで持ってきます。

しかしプイッと顔をそむけてしまいます。
(シリンジは病院でもらいました)

おやつに塗布してみますが、塗られていることを覚えたのかおやつ自体食べなくなってしまいました。

3日ほど試しました。しかし、

思い通りにいかないつらさ、こぬぎはなんだかイライラしているようにも見えました。

飲み水に入れてみる

目薬は完全に不可能(顔を触られるのも怒るように・・・)と割り切りました。

そして、飲み薬のみで頑張ってみることにしました。

先生に確認すると、飲み水に混ぜても大丈夫とのこと。

いつも飲んでいる給水ボトルにいれてみることにしました。

水を満タンに入れても飲み切らないので、1日で飲みきれる量の水に飲み薬をポタポタ入れてみました。

飼い始めてから液体のビタミン剤を給水ボトルに入れています。
これに飲み薬を混ぜても問題ないそうです。

薬によってはダメかもしれないので病院に確認してください

経過

一週間後

飲み水に薬を混ぜて飲ませるようになって一週間が経っても症状はあまり変わりませんでした。

また病院に連れて行くことも考えましたが、前回の通院が相当ストレスになったよう。

もう少し様子をみてみることにしました。

食欲はあり。

2週間後

徐々に目の開きがよくなり、涙の出る量が少なくなりました。

薬がなくなりそうだったので、こむぎは連れて行かず薬だけもらいに行きました。

前回は飲み薬にブドウ糖を混ぜて甘くして飲みやすくしてもらいましたが拒否。

甘い味か匂いが気に入らないようなので、今回はブドウ糖は混ぜないでほしいと伝えました。

しかし、薬自体もかなり甘い味になっているんだそう・・・やれやれ

あと、目の周りを触りすぎて周辺がハゲてきていることについても先生に聞きました。

『 症状が良くなれば、その後毛は生えてくるから大丈夫 』とのことでした。

会計は¥4000。

3週間後

かなり良くなってきました。

涙がとまり、目やにもかさぶたのような乾燥した目やにに変化しました。

時々、以前の目の状態にすっかり戻っているときもありました。

しかし時間が経つと、また目がしょぼしょぼするなど、良くなったり悪くなったりを繰り返していました。

でも薬はいつもと変わらず飲ませ続けました。

4週間後

ほぼ完治。

良くなったり悪くなったりを繰り返すこともなくなりました。

前のようなまんまるお目目まで8割くらいの目の開き方になりました。

でも薬は変わらず飲ませました。

 

目は治ってきたのですが、目の上のハゲが大きくなっていました。

 

 

 

皮膚は黒っぽくなり、かさかさしていました。

考えられることとしては、

目薬をさそうとしていたときに、失敗して目の上に目薬がかかってしまうことがありました。

それが皮膚にかかり、このような状態になったのだと推測。

角膜炎によるハゲとは考えにくい位置。

目薬がかかってしまった後も、拭くことすら拒否だったのでこれが原因だと思います。

申し訳ない・・・

でも本人はハゲが拡大していることに気づいてないらしく、気にして触ることもありませんでした。

とりあえず様子見・・・

1ヶ月後

完治しました。

 

 

 

 

右目と同じ大きさに戻りました。

しかしハゲは治らず・・・

2ヶ月後

ハゲていたところから毛が生え始めました。

本人はなにも気にせずルンルンで遊んでいました。

完治まで1ヶ月〜2ヶ月

 

 

 

 

こむぎの場合は5歳。

年が年なだけにこれくらいの期間がかかったのかもしれません。

一番有効的な目薬がさせなかったことも影響していると思います。

調べると早くて1週間で治っている子もいました。
(目薬を1日に数回+抗生物質)

 

目薬をさせない場合は

  • 体力をつけて免疫をつけさせる
  • (水に混ぜてでも)抗生物質をちゃんと与える

腸内環境を整えて、免疫力をつけてあげましょう。

そのためにはチモシーやペレットを食べているか確認。

あまり食欲がないようならおやつを多めに与えてもいいかもしれません。

個人的には好んで食べてくれるものがおすすめです。

我が家では青パパイヤの葉やきゃべつが定番。

ベジドロップも好きですね。
【健康的】デグーにおすすめおやつ3選【乾燥野菜はコスパも良くて栄養豊富です】



角膜炎の考えられる原因

①もこもこタオル

診察を受けているときに先生に言われました。

化学繊維のタオルが原因かもしれない。
ほこりや汚れを含みやすくて、それがアレルギーになってかゆくて目を掻いてしまったのかも。
個人的には、
綿の素材がおすすめ

確かに、急に決まった転勤でバタバタしていて、こむぎの布団を洗濯していませんでした・・・
【デグー】転勤族でペットはおすすめしない理由〜現役の転勤族が思うこと

 

自分のにおいが付いたふとんがあれば少しは安心するかも・・・

 

新しい家に引越してきてからも落ち着かないし、
同じこのふとんでいいかな。
(でもどうしようかなぁ・・引越しの片づけしないと・・・)

ごめん、こむぎ・・・

わたしがもっとケージの中を清潔にしてあげられていれば、角膜炎になることはなかったと思います。
【ちゃんと洗えてる?】デグーの布団やハンモックの洗い方|洗剤を使わない方法はこれ

②引っ越しによるストレス

10日前に転勤が決まりバタバタでした。

赴任先まで車で2時間ほどでしたが、こむぎには小さいケージで移動。

人間もそうですが、小さい体に新しい環境はかなりのストレスです。

申し訳ないと思いつつ、なるべく声をかける回数を増やし安心してもらえるようにしました。

それでも疲れますよね。またしてもごめん、こむぎ。

免疫が下がっている時は病気をもらいやすいんだと思います。

【まとめ】目の病気では住環境を見直そう

 

 

 

 

 

⬆︎完治してきた頃のこむぎ。
まだ目が開けづらそうです・・・

こむぎにとって初めての病気だったのでかなり不安になりました。

しかも引越して間もない頃だったので、わたしも余裕がなく、体力的にもつらいときでした。

こむぎがよくなって安心した頃に

こむぎの病気+引越しの片付け+慣れないストレス

派手な風邪をひき、1ヶ月くらい不調でした。笑

人間はどうにでもなりますが、特に小動物は少しの不調が最悪の事態をまねくことがあります。

飼い主さんがよく気にかけてあげてください。

 

  • 治るまでどれくらいかかるのか
  • 目薬をさせない子にはどうしたらいいか
具体的な情報がなく、本当に治るのかとても不安でした。

【角膜炎】はデグーにとって比較的かかりやすい病気なので

わたしとこむぎの経験が少しでも役立てばいいなと思います。

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