【実体験】転勤族妻がうつになりやすい理由

転勤族のこと
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エリ

元美容部員の転勤族妻
7年で5回の引越し=かなり消耗気味
夫婦2人暮らし

買ってよかったものや誰かの役に立てばいいな、ということをたまに書いています。

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こんにちは、エリです。

今回は 「 転勤族妻がうつになりやすい理由 」を実体験をまじえてご紹介します。

 

転勤族妻は知らない土地で慣れないことばかり、知り合いもいない中で

不安に感じることがたくさんあると思います。

人にもよりますが、私にとって転勤による引越しは想像以上のストレスで、引越しのたびに何キロか痩せました(笑)

でも笑い事で済まされないのが「 うつ 」

Googleで検索すると

「 転勤族 妻 うつ 」 が上位となっています。

それだけ転勤族妻が、「 うつになった 」、「 うつになりそう 」と感じ

日々過ごしているのがわかります。

そこで実際に【 うつになる手前 】 になった私の実体験を元に

転勤族妻がうつになりやすい理由をお話していこうと思います。

 

 



知り合いが誰もいない

おそらく多くの人が悩みます。

気兼ねなく頼れる親もいなければ友人もいません。

ここには誰一人、自分のことを知っている人がいないのです。

それはなんだか不思議な感覚です。

言葉は通じるけど外国に来たような・・・

 

はじめの頃は、これをメリットととらえて

     「  人生リセットされる感じで清々しいわぁ 」

もともとあまり友人も多くないし、気が楽だと思っていましたが

それは最初だけでした。

 

一日中誰とも話さない日

転勤族になる前までは仕事をしていたので必ず誰かと話していましたが

仕事も辞め、夫も仕事でいない

本当に声を発することがありませんでした。

すると、どんどん気が滅入っていくんですよね。

ある日、スーパーのレジで 『 レジ袋はいりません 』

これしか話さない日がありました(笑)

こういう日が続くと、この言葉すらうまく言えなかったことがあります。

 

不安定になる

もともと接客業をしていて

しかも喉を痛めやすいタイプだったので

休みの日は家にひきこもり誰とも話さないことが多かったです。

でも今度は逆です。

話すことがないのでつらくなるんです。

ちなみに、少し前の記事ですが

人は誰とも話さなくなると、どんどん精神的に不安定になるそうです。
性格が悪くなる? 「誰とも話さない」が招くリスク

まさに転勤族の妻はこういう状況におちいりやすいですよね。

 

話す相手がいない
     
精神的に不安定
    ⬇
自分の頭の中だけで会話
    ⬇
ネガティブなことばかり考える
    ⬇
さらに不安定になる
これの繰り返しでした

 

 

社会から切り離されやすい

転勤族の妻になると、仕事で苦労することがたくさんありました。

  • 採用されて日が浅いうちに転勤が決まる
  • 仕事に慣れて充実している頃に転勤が決まる
本当に簡単に社会から切り離されます。
全国どこにいっても続けられる仕事でも
仕事内容は同じでも、職場が次々に変わってしまうのはつらいですよね。
人間関係も新しくなるし・・・

そもそも、まず仕事をみつけることが大変です。

自分の環境には少しは慣れてきたけど、周辺の地理は全くわからないし・・・

それでも気になる求人の就業場所をGoogleマップで検索して

自宅から遠すぎると諦めたり、

長期で働ける人を募集!をみて諦めて。

なんだかんだいろいろ考えた末に、採用とまでになると本当に嬉しいんです。

 

 

研修3日目で転勤が決まり退職

履歴書つくって面接して。

その苦労がなんだったのかわからなくなりました。

無力化されました。

 

正直、もう働きたくない。すぐ辞めてしまうし。
分は社会に必要のない人間だ

悪い方に考えてしまいます。

だって、いつ転勤で辞めるかわからない仕事を

前向きやる気MAX!な気持ちでできると思いますか・・・?

でも仕事なのでちゃんとやりますが

私はいつもどこかやさぐれていて、一歩引いた目で周りをみている状態でした。

 

同じ境遇の人がいなかった

働いているとたまに同じ転勤族の方と知り合うことがあります。

その方はパワフルなお母さんで、「 転勤は大変だけど楽しいよ! 」とスーパーポジティブなのです。

やさぐれネガティブな私には眩しすぎて

色々話をしてみたいと思いながら、結局お話することありませんでした。

とてもいい方でしたが、私には想像ができました。

「 大丈夫!なんとかなるよ!!!! 」

 

・・・こう言われそうで。

そりゃあ、世の中なんとかなることはあるけど、

ただつらく、苦しい気持ちを同じ転勤族として共感してほしかっただけだったんです。

言ってほしい言葉を言ってもらえなそうで・・・

ポジティブなことを言われると逆に苦しくて・・・

この人は何も悪くないのに。

まさにうつの手前まできていたと思います。

 

とにかく孤独

   新しく住むところで色んな所に行こう

   色んなものを食べてみよう

とても楽しみではありますが、たまには夫以外の友人と行きたくなります。

たわいもない話で何時間もおしゃべりしたり、(夫とは難しい笑)

また気軽にランチもしてみたかった。

 

友人に転勤族の人はいなかったので相談しにくいという気持ちもあり、

本当のつらさを完全に閉ざすようになりました。

きっと分かってくれる人はいないのだと決めつけていました。

まさに孤独でした。

LINEなどで連絡を取り合うも、転勤族のことはほとんど話すことはありませんでした。

 

問題が解決する、しないに関わらず

人と話すと気分がスッキリしたことは誰にも経験があるはず。

当時の私は自分のつらさを話すことさえ拒否していました。

 

ついに病院へ行く

あるとき、本当に辛くて、なにもしていないのに

涙がポロポロ出でくる時期がありました。

加えて、スーパーで買い物したカートのフックにかばんを忘れたまま帰宅したり(週に2回)、

 

自分がこれからなにをしようとしていたのかわからなくなったり・・・

限界かな、と思いメンタルクリニックに行きました。

そこではじめていままでの転勤で苦しかったことを先生に話し、

話しながら涙がとまりませんでした。

結局、『 うつになる一歩手前 』という診断で

具体的な病名はいわれませんでしたが、薬をもらい様子をみることに。

すると次第に症状が軽くなり、通院することもなくなりました。

 

うつになる前に

転勤族妻はうつになりやすい状況下にあると思います。

私はうつ手前の段階で病院に行き、治療をすることができましたが

実際になってしまってからだと大変です。

 

苦しいときは働かなくていいし、

その場所に住みたくなければ実家にかえってもいいしホテルに泊まってもいいし。

人それぞれいろんなしがらみがあって、なかなか簡単には出来ないと思いますが

逃げる場所をつくってください。

 

当時の私は、

 また仕事辞めるのつらいけど、子供もいないし、しっかり働かなきゃ。
 どうせつらさを分かってくれる人なんていない。
 話すことなんて無意味。

どんどん孤独まっしぐらでした。

 

 

まとめ

 

暗い話ばかりで、自分で記事を書きながら思い出し涙が出ました(笑)

上記にも書きましたが、転勤族の妻はうつになりやすい環境です。

特に私の場合は自分のことを話すのが苦手で

周りの人に相談することも苦手なタイプでした。

まじめでうつになりやすい人の特徴でもあると、当時の先生に言われたことがありました。

 

いまでこそ、『 前向きな転勤生活を 』と思っていますが

当時の私にとっては

 

わたし
エリ

 けっ!知ったこっちゃない!!! 

と感じる言葉の一つでした(笑)

もしも当時の私に似たような境遇の人が現れたら、

ただ話を聞いてあげて、「 つらかったね、頑張ったんだね 」と言ってあげたいと思います。